＜２０２２/３/４　ブログ＞

ロシアのGDPは世界経済の1.7％にすぎません。ちなみにウクライナは0.2％です。ロシアとのビジネスが止まっても、全体への影響は限定的。

ロシアにとって経済的打撃が大きいのは西側ブランドの撤収よりも、ロシアの基幹事業であるエネルギー事業での西側諸国の撤退です。今年のロシア経済は二けたのインフレと二けたのマイナス成長になることは確実のようです。

日本にとってもロシアからの輸入額は全体の1.8％、日本がロシアから輸入するものの大半はLNGや石油、金属といった資源です。その次に魚介類と木材。主力の輸出品である自動車分野の事業者にとっては、打撃は大きいでしょう。

日本を含む西側諸国が受ける返り血は三つひとつが世界的な原油高。二つ目に、インフレのさらなる進行。三つ目の影響が、インフレ対策のための金融引き締めです。これは確実に起き、その結果株価が下落するだろうという予測です。

********************************************

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ロシア制裁で日本人が浴びる3つの返り血、なぜ？いつまで続くの？ 鈴木貴博 2022/03/04 06:00　（ DIAMOND online　）