2024/11 高橋洋一教授「103万円の壁」引き上げの現実味

高橋教授の考え:基礎控除額は、「米国61万円、英国214万円、独国ドイツ143万円、仏国160万円程度」、日本で基礎控除43万円に75万円足して123万円にしても高くない。「基礎控除が123万円、給与所得控除が55万円」で、「103万円の壁」を178万円へ引き上げるのは現実味がある。

**********************************

 高橋氏はまず103万円について解説。「基礎控除が48万円、給与所得控除が55万円」と分解した上で、「基礎控除の方に75万円足して、123万円にすると思う」と話した。

 その理由には「各国比較」を持ち出すとにらんだ。高橋氏によれば、基礎控除に相当するものは「アメリカ61万円、イギリス214万円、ドイツ143万円、フランス160万円程度」であることから「基礎控除123万円でも高くない」と税理論上の説明がつけやすいという。

 政府は「基礎控除を75万円引き上げると国と地方で7~8兆円の減収となる」と後ろ向きだが、高橋氏は「別にそのくらい大した話じゃない。税収が70兆あるから、名目経済成長が5%すると、大体税収って10%から15%伸びるんですけど、そうすると、7兆なんかすぐに伸びちゃうから」と説明した。

 さらに「それまではすぐいかないというなら、外国為替特別会計の含み益なんていうのは4、50兆円あるから、それをちょっと使えばいいだけの話」と続けた。(下記より引用)

------------------------------------------------

高橋洋一氏 国民民主の「103万円の壁」引き上げの現実味を査定「名目経済成長が5%とすると」法案通す秘策も明かす(デイリースポーツ によるストーリー:
2024/11/8)