一票の格差問題
作成者:Web Master 作成日:土, 10/25/2025 - 05:28
日本の一票の格差問題で、3倍以上の差を合憲(ごうけん)とした最高裁判決として著名なものは、2021年の参議院選挙の格差訴訟に関する2023年7月28日の最高裁判決です。この判決では、最大格差が3.03倍の時点の選挙について、合憲と判断されました。15人の裁判官のうち12人が合憲と判断しました。残る3人のうち、2人は「違憲状態」、1人は「違憲」との意見を示しました。
この判決で合憲とした12名の最高裁判事の名前は以下の通りです。
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戸倉三郎(裁判長)
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岡正晶
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深山卓也
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草野耕一
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林道晴
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渡邉惠理子
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三浦守
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岩田健太郎
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大谷直人
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安浪亮介
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長嶺安政
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岡村和美
過去の参院選を巡り、最高裁は2010年(最大格差5・00倍)、13年(同4・77倍)を「違憲状態」と判断。是正措置として隣接選挙区を統合する「合区」を導入した16年(同3・08倍)、改選定数を1増やした19年(同3・00倍)、22年(同3・03倍)は「合憲」とした。