2024/11 日米の「不倫問題」

トランプ大統領は、不倫について「口止め料」を支払ったと聞く。

日本でも、現在、不倫をしている政治家・経営者・タレントは、多いはずである。表ざたにならないのはなぜか?男性の面倒見のよさと女性の口堅さからである。口堅さは、明示的道徳律として花柳界に生まれ、不文律として庶民の世界に定着した。

アメリカでは事後に支払う口止め料を、日本の場合は、事前に生活保障料として十分支払っている。歴史の浅い米国には、暗黙の道徳律が育っていないので、何でも法律で解決できると思い込んでいる。結果は、殺伐とした世界である。口止め料では、単なる犯罪で、愛情の入り込む余地はない。生活保障料には、愛情の入り込む余地がある。イーロン・マスクは、女性問題で、日本の伝統に従って行動しているようだ。

日本で面倒を見る力のない庶民の場合はどうだったか?夫の不倫は、妻の権力を不動のものにした。