男系の皇位継承に反対する反日派の意図

竹田恒泰氏の話から類推すると「今の令和天皇は、3代目の天皇である(一代目を昭和天皇とする)」というのが憲法学会では通説なのだそうです。(これは憲法学皇室法の第一人者園部 逸夫氏(左翼学者)の主張だそうです。しかも彼は最高裁判事の経験者だそうです。)

 

2600年続いた皇室の価値を一気に貶めるこの考えが、「国益に適わない」ことは明白です。「3代目の天皇の即位式」と「126代目の天皇の即位式」では、「ありがたさ(奇跡)」に雲泥の差があることは明らかでしょう。しかも「男系で皇位継承」が行われてきたことは、これも又、人類の奇跡です。GHQ占領政策は、共産主義者の作った政策です。「アメリカなのに共産主義?」と驚く人もいると思いますが、それは事実です(参照:OSS計画)。GHQ占領政策によって日本人の洗脳を担った左翼学者が、日本の伝統や歴史を踏みにじる理屈を作るのはうなづけます。しかし、「言葉による理屈」ではなく、「2600年続いている男系で皇位継承されてきた皇室」という歴史の姿をそのまま受け入れているのが庶民の特徴ではないでしょうか。「いくら口でうまいことを言っていても、収賄罪が露見する姿」を見れば、「議員は悪」とみなされるというのが、「言葉より姿」という認識の仕方の例です。

 

この日本の伝統的な「男系での皇位継承」に異を唱える人々がいるようです。ひとつは朝日新聞を筆頭とする左派新聞社と自民党の親中派及び野党左派です。大きな理由は、「男女平等の原則に反する」ということのようです。ですから、西洋の民主国家に比べて日本が遅れているというのでしょう。しかし、バチカンのローマ教皇はどうでしょう。今まで女性の教皇は聞いたことがありません。言葉ではなく姿で見る日本人の結論は簡単です。西洋のローマ教皇に、女性教皇が誕生してから、「女系天皇や女性天皇」を議論しても遅くはないということです。この件について、国会議員の無駄な議論はいりません。つまり、現段階で、皇室典範第2条「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。」これを変更する必要は全くありません。キリスト教を信仰する多くの自由民主主義諸国からの国際的な批判があっても、日本は十分反論できることと思います。まずは、バチカンに男女平等を訴えよと。

 

ひとつの考え方で、多くの物事を割り切る(片付ける)ことはできません。そういう場合は、歴史や伝統に従うのが一番です。男女平等論(言葉)は、「2600年継続された皇室の歴史的価値(姿)」に優るものとは思えません。男女平等でない事例(姿)はたくさんあります。男性が獲物をとってくれば、それを調理するのは女性というように、多くの国で、男女はそれぞれの役割を担って生きてきたのです。それを男女差別論(男女平等論:言葉)で、片付けようとするのには無理があります。「日本の歴史に役割はあったが、共産主義のいわゆる階級はなかった。」という田中英道教授の考えは、こういうことを言っているのだと思います。左翼リベラル(隠れ共産主義)の人々は、男女平等論にも例外があり、それはローマ教皇であり、日本の天皇であるということで納得できると思います。

 

日本の自民党の議員の中にも、「男女平等の観点から女系天皇を排除していない」というようなどっちつかずの発言をしている議員がいるようです。日本人の議員ならはっきりと「男系での皇位継承」に賛成の手を上げてほしいものです。そうすれば、売国議員のレッテルを貼られることはないでしょう。親中でも親米でも構いませんが、反日であっては困ります。皇位継承の伝統を排除しようとする行為は反日行為です。庶民はこの議論に注目しています。

 

さて、問題なのは、「男系での皇位継承」を継続させるためには、どうすればよいかという点です。これは合理的に考えればよいと思います。「男系での皇位継承」が難しくなった原因は、GHQの政策である「宮家の皇族離脱」です。その反対の政策をとり、天皇の男系子孫である「旧宮家」を復活させればよいのです。その方法論については、明治天皇の玄孫で、憲法学者の竹田恒泰氏の考えを参考にするのが庶民としては安心だと思います。

 

私は、「象徴天皇制の存続」に賛成しているかどうかを、愛国的であるか否かのひとつの判断基準にしています。田中英道教授の考えによれば「リベラルとは、隠れ共産主義者」です。共産主義というのは、中国や国連のように世界国家を目指します(グローバリズム)から、一つの確固たる歴史を持つ日本のような国や民族は目の上のたん瘤なのです。ですから、日本の伝統や歴史を破壊したり、日本人の精神を傷つけて、弱らせ、国力を劣化させようとします。その象徴的反日活動が「愛知トリエンナーレ表現の不自由展」です。昭和天皇の写真を焼く動画を愛知県の税金で展示したのですから、反日の極みです。愛知県民の県知事に対する判断を見守っています。庶民は投票によってのみ制裁を加えることができます。

 

◇◇◇◇◇◇2020年 参照動画◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

皇位継承 非公式に検討入り 2020年01月04日 22時26分 時事通信( 時事通信 )

 

【名作特番を一部公開!】『天皇と憲法』~他では絶対に聴けない憲法論~1/2(H29.11月収録)|竹田恒泰チャンネル2 17,204 回視聴•2020/01/02に公開済み( YouTube【公式】竹田恒泰チャンネル 2 チャンネル登録者数 26.5万人 )