2025/01 トランプ関税

************************************

20日に大統領に就任するトランプ氏は、選挙中から中国からの輸入品に一律60%の関税をかけると宣言している。また、そんなトランプ氏は対中強硬派として知られる共和党のマルコ・ルビオ上院議員を国務長官に指名した。

中国は先月1日に「輸出入関税条例」を「関税法」に格上げし、国際条約や貿易協定に反して関税を引き上げた場合は報復関税を課せると規定した。2021年には、外国の対中制裁に対して入国禁止や資産凍結という措置を取れる「反外国制裁法」が策定された。これらを使って報復する可能性が指摘されている。

トランプ氏「対中関税を60%に」“米中貿易戦争”再び? 中国の「2025年問題」

************************************

米国のドナルド・トランプ次期大統領が同盟と敵国を選ばない大規模な普遍的関税を施行するために「国家経済緊急事態」の宣言を検討していると外信が報じた。

「トランプ氏、10~20%の普遍関税かけるために国家経済緊急事態宣言を検討」

************************************

本経済に「マイナス」4割 トランプ氏の影響、民間調査

************************************

2月1日からメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課すことを発表した。このニュースを受け、メキシコ・ペソとカナダ・ドルは一転して下落した。

トランプ大統領、関税巡る一進一退で市場振り回す-米企業への警鐘

************************************

米国のトランプ大統領は21日、ホワイトハウスで記者会見を開いた。中国からの輸入品に10%の追加関税を課すことを検討していると表明したほか、欧州連合(EU)にも追加関税を課す可能性に言及した。また、中国の 習近平(シージンピン) 国家主席と先に行った電話会談に関し、ロシアのウクライナ侵略の解決に向け協力を求めたことを明らかにした。

トランプ大統領「中国がメキシコとカナダに合成麻薬を送っている」…対中関税10%引き上げ検討

************************************

米国の鉄鋼市場は年間約1億トン規模だ。このうち8000万トンが現地生産、残りの20%は輸入する。それでもトランプ政権が第1次政権に続き再び関税カードを切ったのは、米国製鉄鋼製品保護の目的が大きい。米国の鉄鋼企業は人件費負担が大きく、既存の化石燃料高炉より炭素排出が少ない電気炉転換も遅れており、輸入品と比べ生産単価が高い方だ。

トランプ大統領、鉄鋼に関税25%追加…ポスコと現代製鉄は米工場検討

************************************

トランプ米大統領は13日、米国に高率の関税を課す国に対し同程度の関税を発動する「相互関税」を導入するよう関係省庁に指示した。米国より高い自動車関税を課している欧州連合(EU)などが標的だが、規制や政府補助金など米国の輸出促進を妨げる「非関税障壁」も問題視する考えで、日本も対象になる見通し。

トランプ氏、「相互関税」導入を指示 日本も対象の見通し

************************************

トランプ米大統領は13日、米国に高率の関税を課す国に対し同程度の関税を発動する「相互関税」を導入するよう関係省庁に指示した。関税率に加え、相手国の税制や規制、補助金など米国の輸出促進を妨げる「非関税障壁」も問題視する考え。
トランプ氏は13日、記者団に「彼らが我々に課すものは、全て彼らに請求する。とてもシンプルで美しいシステムだ」と述べた。

トランプ大統領、相互関税は「シンプルなシステム」 日本も調査対象