新型コロナウィルス(COVID-19 )の感染率・死亡率の国際比較

中国と日本の感染率は、他国に比べ明らかに低すぎる。ただし、日本の場合は、PCR検査を限定的に行っているという事情が分かっているので納得できる。日本の場合死亡者数についても、偽りはないと思う。

中国の検査方法が、欧米並みと仮定すると、中国の人口は他のどの国よりも圧倒的に多いのに、感染数が、あまりにも少なすぎる。この点に最も違和感を感じる。米国の感染率が、0.05%なのに対し、中国の感染率はわずかに0.006%、米国の8分の1に過ぎない。従って当然、死亡者数も少なすぎる。ということになる。中国共産党にとって、「死亡者数が多い」ということは政治的に大問題であるから、隠ぺいする十分な理由がある。従って、中国の公表数字は信じがたい。というのが庶民的な結論である。

WHOは、統計数字の定義を明確にして、共通化した上で、統計データを公表すべきである。感染率だけではなく、人道的には死亡者数が問題なので、その報告の確認方法まで整備しなければ、WHOは責任を果たしているとは言えない。WHOは、武漢での死亡者数を、実際に調査して明確にしてもらいたいものだ。

中国の公表数字を、うのみにしてそのまま無批判に報道するマスコミは、ジャーナリズム精神を失っている。戦後のマスコミは、「GHQの報道機関」だったのだから、元からジャーナリズム精神などはなかったのかもしれない。

また、PCR検査の誤判断率が30~50%と言われているので、これを基準にした感染率で大騒ぎするのは、論外である。

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