国籍・人種は感染要因である

英国の死亡者分析は、「年齢や性別、地域の違いによる影響を考慮しても、カリブ系黒人の死亡率は白人の1.7倍、パキスタン系は2.7倍、アフリカ系黒人は3.5倍だった。」というように、人種まで要因に取り入れています。

スウェーデンでも、「感染者や重症者に移民のバックグラウンドがある人が多いというニュースも衝撃的でしたね。ソマリア系、イラク系、シリア系、トルコ系などの人々の感染者率が際立っています」というように移民を要因として考察しています。

日本の不明が多い感染経路ですが、感染要因として国籍や人種を含めるべきです。この情報の欠如は、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の尾身茂氏の判断を誤らせる可能性があります。

例えば、

  1. 北海道は第二波によるものなのか、新たに入国した中国人によるものなのか、
  2. 現在の感染は、欧米型クラスターなのか、あるいは新中国型クラスターなのか、大元のの武漢ウィルスの変異クラスターなのか、
  3. 地方への拡大は、都市からの移動なのか、新規の外国人の入国によるものなのかなど。

認識しているかしていないかによって、緊急事態宣言解除に関する判断は、異なるでしょう。

マスコミがこの点を指摘しないのは、真の政治家・学者と同様、真のジャーナリストがいないからです。

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コロナ感染者「外国籍」公表取りやめ 京都府「疫学上不要」過去資料も削除 京都新聞社 2020/06/03 09:29 (京都新聞 )

 

スウェーデン新型コロナ「ソフト対策」の実態。現地の日本人医師はこう例証する Forbes JAPAN 編集部 2020/05/07 07:30 ( Forbes JAPAN )

 

英国の新型コロナ死者、マイノリティーの比重大きい-IFS Andrew Atkinson 2020/05/01 13:30 ( Bloomberg )