日米国民は今でもハル・ノートを知らない

「ハル・ノート」は、日本を真珠湾攻撃に追い込むきっかけになった重要な外交文書です。「ルーズベルトの開戦責任」には、「日本に対する最後通牒(訳注:ハル・ノート)を知っているアメリカ人が今でもいない。」という論述があります。おそらく日本人も知らない人が圧倒的だと思います。自虐史観を持つ人は、この事実を知るべきだと思います。戦争で片方ばかりが正しいという理屈は正しくありません。「盗人猛々しい」「泥棒にも三分の理」ということわざが日本人の感性です。

以下は「ルーズベルトの開戦責任」(ハミルトン フィッシュ (著), Hamilton Fish (原著), 渡辺 惣樹 (翻訳))の抜粋です。

FDR がやったことはジョンソンが危惧していたシナリオそのままであった。議会の意向を無視して日本を挑発し、日本に開戦を仕向けたのである。これは我が国憲法の精神にも、我が国民の意思にも反した行為だった。政治家の権化でもある FDR は、日本に対する最後通牒(訳注:ハル・ノート)の存在を隠し続けた。政権そのものが沈黙を守った。一般国民は今現在においても我が国が送りつけた最後通牒の存在さえ知らない。 FDR が用いた策略と騙しのテクニックは見事なものである。あのレーニンに匹敵する狡猾さであった。 FDR の行為は反倫理的である。 FDR は狡猾で抜け目のない政治家だった。ホワイトハウスに座って真珠湾攻撃の日は我が国の歴史に刻まれる恥辱などと演説し、全ての責任を日本にかぶせたのである。今にして思えばまさにプロパガンダの茶番劇であった。このプロパガンダは実に効果的であった。すべての国民がコロリと騙されてしまった。私も騙された一人であった。(p52)

大統領の隠蔽は、少し前(1941年12月8日:真珠湾攻撃の前)から始まっていた。11月26日には日本に対して最後通牒(ハル・ノート)を手交していた。ベトナム、中国、満州からの撤退を要求するものであった。日本はこれで完全に追い詰められた。戦争か、 腹切りか、この二者択一を迫られたのであった。このことは議会に全く報告されていない。合衆国憲法に明白に違反する行為であった。(p413)

 

大戦前夜の米政権の内幕を知る米国のハミルトン フィッシュ上院議員は、日本との戦争は対ドイツ産戦の前段に過ぎず、チャーチルとルーズベルトこそがアメリカをこの戦争に巻き込んんだ張本人だと述べています。

ルーズベルト大統領の取り巻きは、共産主義者だらけでした。日本は、共産主義者の術中にはまって、真珠湾攻撃をせざるを得なかったのです。米国と戦えば負けるという調査結果を軍部は得ていたにもかかわらず、その術中にはまってしまったのは、「日本にも共産主義の同調者がいたから」と、語っているのは、林千勝氏です。

 

*****参照動画******************************

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