2024/11　聖徳太子の偉業

冠位十二階（かんいじゅうにかい・603年）
　制定の目的：よく説かれるのは二つで、一つは家柄にこだわらず貴族ではなくても有能な人間を確保する人材登用のため、もう一つは外交使節の威儀を整えるためである。
　氏姓制度の姓（カバネ）と比べたときの冠位の特徴は、姓が氏に対して授けられるのに対し、冠位は個人に授けられる点である。そして姓は世襲されるが、冠位は一身限りで世襲されない。

十七条の憲法（604年成立）：「日本書紀」に全文引用されているのが初出。

　　一に曰く、和（やわらぎ）を以て貴しと為し、忤（さか）ふること無きを宗とせよ。・・・
　　二に曰く、篤く三宝を敬へ。三宝とは仏（ほとけ）・法（のり）・僧（ほうし）なり。・・・
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聖徳太子の歌
　　家（いへ）にあれば妹が手まかむ草枕旅に臥（こや）せるこの旅人あはれ（万葉集）

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「聖徳太子は暗殺された」（田中英道著）より引用